筆者はお茶が好きでよくペットボトルのお茶を飲みます。先日スーパーで新しくなった伊右衛門を見つけたので、家にあった今までの伊右衛門と比較してみました。また比較して気になった点をサントリーさんへ問合せもしてみました。
新しい伊右衛門は何が変わった?
スーパーでいつも伊右衛門が置かれている棚にいつもと違うお茶が置いてありました。それが新しくなった伊右衛門です。パッケージも変わったし、何よりお茶の色が鮮やか!
サントリーの伊右衛門公式サイトでも早速情報が公開されていました。

サイトだけ見ても今までの伊右衛門ってどんな色してたっけ。。と思ってしまいますが、新旧の伊右衛門2Lペットボトルを並べてみると差は歴然でした。

左が新しくなった伊右衛門、右が今までの伊右衛門です。パッケージに書かれているように、新伊右衛門は、入れたてのようなきれいな緑色をしています。濃さは違いますが、生茶や綾鷹の「茶葉のあまみ」のような色をしています。旧伊右衛門は少し黄がかった色をしていますね。また、味、香りも変わっているとの記載もありますがこれらは後述します。
なぜ色が違うのか?
色が違う理由は公式サイトに答えがありました。酵母由来の成分により鮮やかな緑色となっているようです。
2020年、伊右衛門は酵母(※)由来の成分を使用することにより、
いれたてのような鮮やかな緑色の水色(すいしょく)を実現しました。※パンや栄養補助食品などに使用される酵母を使っています。
サントリー 伊右衛門
ラベルの成分表示にも確かに酵母エキスと書かれていました。

一方で、旧伊右衛門には酵母エキスは含まれていません。

いずれにもビタミンCが含まれていますが、これは酸化防止剤として使われています。酵母エキスも酸化防止剤の用途なのか、アミノ酸と糖分による変色を抑えるために入れているのかは不明です。(お茶の変色は「カテキンの酸化」と「アミノ酸と糖分のメイラード反応による褐色化」の2種類あります。おそらくは後者を抑えるためかな?)
2020/05/16追記
酵母エキスを使用する理由をサントリーさんに問い合わせてみました!
回答は転載不可とのことでそのまま載せられないのですが、変色の原因は、製造工程で行う加熱殺菌処理によるものだそうです。これを酵母エキスを使用することで鮮やかな緑色を保っているらしいのですが、詳細については残念ながら企業秘密のようで教えてもらうことができませんでした。
味と香りはどう変わった?
色がの違いはわかりましたので、飲み比べてみました。まずは今までの伊右衛門。

香りも分かりやすいようにウイスキーのストレート用グラスで。伊右衛門の特徴は抹茶の味と香りがしっかりしている所だと思います。伊右衛門の発売当初は正直これが苦手で、その後味が変わったのか味覚が変わったのかは不明ですが愛飲するようになりました。続いて新伊右衛門を。

まず、香りは全然違いました。抹茶の香りはだいぶ抑えられており、かなりマイルドに。続いて味ですが、これもかなりマイルドになっています。抹茶の味も香りと同様控えめです。しかし、渋みも少なく今までの伊右衛門では感じられなかった甘みがしっかり出ています。全体的に綾鷹の「茶葉のあまみ」に似ているように思いました。
2020/05/16追記
味は明らかに変わっていると感じましたが、酵母エキス以外の違いの有無ついてもサントリーさんに問い合わせてみました!
その結果、淹れたての味わい出すために茶葉などの変更を併せて行っているようです。伊右衛門は今までもシーズンごとに少しずつ変化はありましたが、今回は大きく変更があったように感じます。
ホットにすると違った味わいに
上記は常温(15度程度)での比較でしたが、コップに入れ電子レンジで温めてみました。ホットにすると抹茶の香りがはっきりするようになり、今までの伊右衛門にかなり近くなりました。
ただ、味わいはやはり今までの抹茶感ほどはなく抑えられており、甘みもしっかり感じます。個人的には新しい伊右衛門はホットがおすすめです。
おうちで伊右衛門
新型コロナウイルスの件もあり、自宅にいる時間が長くなっていないでしょうか?
緑茶にはテアニンという成分が含まれておりリラックス効果があります。ストレスや不眠にも効果が期待されるため、普段あまりお茶を飲まない方もこの機会に飲んでみてはいかがでしょうか。
ペットボトル飲料は重たく運ぶのが大変ですが、オンラインショップからも購入可能です。
新しくなる前の伊右衛門もまだ販売しているようですので比較すると面白いです。
まとめ
新しい伊右衛門は今までの伊右衛門と比べて大きく変わりました。過去の生茶がリニューアルした時のように同じ商品名でも特徴が大きく異なっています。今までの伊右衛門が無くなってしまうのは残念ですが、新しくなった伊右衛門も大変美味しいのでぜひ飲んでみてください。ホットおすすめ!
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